MVP・PoC開発会社の選び方
MVP・PoCで結果を左右するのは、人月単価や体制の大きさではありません。誰が実際にコードを書くか、再委託されるか、そして本番に持っていけるだけの所有権が手元に残るか——この3点です。
最初の問いは「誰がコードを書くか」
検証段階で買っているのは人手ではなく「判断材料」です。PoCを本番に持っていけるチームは、スコープを設計した本人が実装するチーム——だから意図が引き継ぎで失われず、責任の所在も動きません。
- スコープを設計したシニアが、そのまま実装する
- 貴社とコードの間に、見えない再委託が入らない
- コードは初日からベンダーではなく貴社のリポジトリに
- 毎週のデモで、書面の受入条件に照らして確認できる
MVP・PoC開発会社の3つのタイプ
多くのベンダーは次の3タイプのどれかに当てはまります。違いは価格よりも「誰がコードと責任を持つか」——これがPoCを本番ソフトウェアにできるかどうかを分けます。
- 自社完結シニア型:シニア1名が設計から実装まで一貫、再委託なし
- 多重下請け・SIer型:営業とPMが受注し、実装は下請けへ
- 低コスト海外委託型:ブリッジSE経由で海外チームが実装
本番に持っていけるPoCのために確認すること
PoCは、次の一手が打てて初めて意味があります。どのベンダーを選ぶ場合でも、成果が貴社に残り、次の判断がしやすくなる成果物と契約条件を求めてください。
- ソースコードは初日から貴社のリポジトリに
- 着手前に、スコープ・除外項目・受入条件を書面で固定
- 関係者全員に効くNDA・DPA
- 毎週話す担当が、名前の分かる同じシニアであること
- 使い捨てのデモではなく、本番への道筋があること
契約前にどのベンダーにも聞くべき質問
次の5つの質問で、タイプはすぐに見分けられます。自社完結シニア型は各質問に一文で答えられますが、下請け型・海外委託型は多くの場合そうはいきません。
- コードを書くのは具体的に誰か。その人がスコープを設計したか?
- 一部でも再委託、または海外委託されるか?
- 最終支払い時に、リポジトリと知的財産権は完全に貴社のものになるか?
- NDAは下請けチェーンの全員に効くか?
- 毎週デモする相手は誰で、その人はコードを変更できるか?
よくある質問
- MVPとPoCの違いは何ですか?
- PoCはアイデアが技術的・事業的に進める価値があるかを検証し、MVPは実ユーザーに出せる最小限のプロダクトです。どちらも、デモではなく貴社が所有できるコードが手元に残るべきです。
- 最初のMVPは、安い海外委託で十分ですか?
- 明確な仕様があれば速く進められますが、リスクはMVPが最も脆い部分——一貫性、コード所有権、国をまたぐデータの扱い——に集中します。本番ソフトウェアにすべき最初のMVPでは、単価よりも「誰がコードを所有するか」が効いてきます。
- 最初のPoC・MVPスプリントの期間は?
- 焦点を絞ったPoC・MVPスプリントは、固定の書面スコープに対して通常2〜6週間です。コードを書き始める前に何ヶ月も提案が必要なものは、アイデアの検証ではなく体制づくりです。
- コードの所有権はどう守りますか?
- コードは初日から貴社のリポジトリに置き、ソース・インフラ・知的財産権を最終支払い時に書面で貴社へ譲渡することを求めてください。Urbano DXはこれを標準とし、実装を再委託しません。